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充実した注釈『赤毛のアン』

松本侑子訳の『赤毛のアン』を4巻まで揃えました。
店頭になかった第1巻と第2巻は「3週間かかるかも」と言われましたが、1週間で届きました。(取りに行けるまで、また時間が掛かりましたが)
書店の取り寄せ依頼は紙の伝票でアナログです。

第1巻は602ページの内、89ページが訳者によるノートです。
本文を読みながら、いちいち注釈へ飛ぶと読書の流れが途切れるので、先にノートに目を通しました。
初めて読む物語だとネタバレになってしまいますが、今回は問題ありません。

ノートには、引用された詩や聖書の一節の出所、当時の風俗や出来事が書いてあります。
物語の翻訳であるだけでなく、充実した注釈と訳者あとがきでカナダとモンゴメリに詳しくなれる本です。
19世紀後半のプリンス・エドワード島とカナダ、キリスト教文化の知識を頭に入れてから、改めて物語を楽しもうと思います。
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