２月議会の賛否一覧

2月定例岡山市議会は、当初予算など全99議案を可決しました。
日本共産党岡山市議団は、そのうち21議案に反対しました。

路面電車の岡山駅前広場への乗り入れ事業の推進、水道料金・国民健康保険料・後期高齢者医療制度保険料の値上げ、苫田ダムの水の無駄の温存、家庭ごみの有料化、介護施設等での職員基準の規制緩和などの反対理由を最終日に討論で述べています。

最終日の動画
https://okayama-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=2121

議案の反対討論は、34分30秒ごろから田中のぞみ議員
陳情の反対討論は、1時間11分50秒ごろから東つよし議員

賛否の分かれた議案と陳情について、個々の議員の賛否の一覧が議会ホームページに掲載されています。

議案
https://www.city.okayama.jp/gikai/0000057334.html

請願・陳情
https://www.city.okayama.jp/gikai/0000058786.html

２月議会 閉会

2月定例岡山市議会が当初予算など全97議案を可決して閉会しました。
日本共産党岡山市議団は、このうち21議案に反対して田中のぞみ議員が討論しました。
東つよし議員が、水道施設・管路の耐震化に国の補助創設を求める陳情の採択を求めて討論しました。

岡山市の24年度当初予算は、総額3,856億円で過去最大です。予算増の要因の１つは、普通建設費の増大です。小中学校の特別教室へのエアコン設置など大切な事業もありますが、路面電車の駅前乗り入れ事業費の増大は大問題です。

もともと平面乗り入れ10億円で始まった事業が、駅前広場の改修とセットで43億円に拡大。さらに、市の法令理解の誤りで86億円まで増大する見込みとなり、
「市民の理解を得られない」
と広場整備の一部を削除して66億円にした経過がありました。これが、地下街補償費の見込みが甘かったなどで、昨年秋に88億円まで膨れ上がったばかりです。新年度予算では、先に削除した事業を一部復活させました。今議会では自民などが、他も復活させ計画の完全実施をと迫り、市長も25年度予算のときに検討したいと応じるなど、事業費はさらに膨れ上がろうとしています。

一方で、長引く物価高騰に苦しむ市民や事業者に対してはどうか。新年度は負担増のオンパレードです。国保料は平均5,217円、後期高齢者医療保険料も2年間平均で6,091円の値上げです。水道料金は4月から平均15.7％の値上げで、商工農などの事業者や施設、病院など中～大口径の水道利用者には、より重い値上げ率になっています。また、料金転嫁できない医療・福祉系などの事業者への負担軽減策はありません。

予算議案に対する反対討論で田中のぞみ議員は
「（市が）有利な財源を駆使し、指標の上では健全な財政と言うなら、なおさらこの春の市民の負担増を抑える手立てがもっと取れなかったのか」
と厳しく指摘しました。

水道値上げ予算に反対

2月定例岡山市議会の予算特別委員会の各分科会が開かれました。
私が所属する都市・環境分科会では、都市整備局と水道局の予算案や条例案の審査を行いました。
私は水道局関係で料金の値上げを含む水道事業会計予算案に反対の意見表明をしました。
50戸連たんを廃止する条例改正、DV被害者の入居資格に関する住宅条例改正、工業用水道事業会計には賛成の意見表明をしました。

明日7日は、環境局と下水道局の予算案や条例案、8日は常任委員会で補正予算案や陳情の審査です。
各分科会の審査の後、3月13日に予算特別委員会での採決が行われます。

想定が過大

予算特別委員会の最終日に日本共産党岡山市議団の東つよし委員とやどめ和子委員が登壇しました。
東委員は、瀬戸内市が整備する火葬場に岡山市も共同で加わって建設費を負担していることについて質疑しました。
東山斎場と北斎場（星空の郷）の稼働状況を確認したところ、一つの炉につき１日２回の火葬ですが、特別な時は１日３回の火葬をしています。
現状で余裕ですし、炉を１日２回しか使わないという運用は必要に応じて変えています。
どうしても岡山市の２つの斎場で間に合わない時だけ、瀬戸内市での岡山市民の火葬に補助をすればいいことです。
過大な需要想定による無駄な負担です。

やどめ委員は、こども計画の策定にあたって子どもの意見の反映のさせ方などについて、質疑をしました。

3月6、7日は常任委員会の所管ごとの分科会、8日は常任委員会です。
分科会と委員会も傍聴ができます。

東、やどめが3月５日登壇

週明けも予算特別委員会の質疑が続きます。
日本共産党岡山市議団は3月5日（火）です。
東つよし委員が10時半頃から、
１　路面電車のネットワーク化
２　学校給食滞納時の同意事項
３　瀬戸内新火葬場
４　公共交通利便増進実施計画

やどめ和子委員が11時頃から、
１　市こども計画策定
２　保育士確保対策
３　子育て環境の施設整備推進事業
４　農業関連の予算
５地域共生社会の推進
６介護事業
について質疑します。

進行により時間は前後します。
どなたでも傍聴可能です。
インターネット中継があります。

実績は半分以下

2月定例岡山市議会の一般質問で登壇しました。
項目は以下でした。
・新しいアリーナに税金を投入すべきでないこと
・放課後児童クラブの人材確保
・スフィア基準と避難所の整備
・高島団地の建て替え

新しいアリーナについて、岡山市でのV、B、Tリーグの観客実績を尋ねたところ、シーガルズは平均約2500人、トライフープは平均約1200人、リベッツは平均約1000人でした。
基本計画素案では5000席程度とされています。
収支の懸念を指摘しましたが、市としては無理な構想とは考えていない、との答弁でした。
新しくなれば、その集客効果があるとしても、簡単とは思えません。
大規模修繕も市の負担になります。
前のめりに進めるべきではありません。

岡山市の地域防災計画や避難所運営マニュアルでは、スフィア基準は考慮されていません。
避難所運営や環境整備にあたり、担当職員がスフィア基準を学ぶことについて見解を尋ねたところ、これから勉強していきたい、とのことでした。
指定避難所には寒さ対策として毛布やパーティション用のテント、簡易ベッドなどしか備えられておらず、本人の体温で頑張るしかありません。企業等との協定による暖房機器は数量が確定しません。
市として熱源の確保を求めたところ、検討するとの答弁でした。
尊厳が守られ、身も心も冷え切らずにすむ避難所にしたいものです。

4日ほど後に岡山市議会のホームページに動画がアップされます。
6月議会までにはネットで議事録を読めるようになります。

岡山市議会HP
https://www.city.okayama.jp/gikai/

防災計画は紙も必要

2月定例岡山市議会の代表質問の2日目は、日本共産党岡山市議団の田中のぞみ議員が登壇しました。
大森雅夫市長に対して、見返りを求められることになる企業・団体からの献金を受け取るべきではないが、どう考え、どう対応してきたかを質しました。
市長は、法に沿った対応をするとの答弁でしたが、政治資金規正法は守りさえすればいいというものではありません。パーティー券という事実上の政治家個人への企業・団体からの献金の抜け道を作ってあるなど、問題があります。
企業・団体が政治を左右するためのお金を受け取らない姿勢が求められます。

市は防災計画を見直してから紙での配付をしていません。田中議員がネットトラブル等に備えて要所には紙での配備が必要ではないか、と聞いたのに対し、事前のダウンロードや印刷をするとのことでした。

市は、水道料金の値上げに対する支援策や物価高騰に応じた市民活動への助成の引き上げは否定しました。
一方で路面電車の岡山駅前広場への乗り入れは圧縮部分を復活させ、新しいアリーナを諦めないなど、市民の暮らしに冷たい市政が明白になりました。

28、29日は一般質問です。
私は29日に登壇します。
・新しいアリーナに税金を投入すべきでないこと
・放課後児童クラブの人材確保
・スフィア基準と避難所の整備
・高島団地の建て替え
について質問します。

インターネット中継があります。
https://okayama-city.stream.jfit.co.jp/

各日程は4営業日ほど後にアップされます。
過去の動画を視聴することもできます。

2月議会が開会

2月定例岡山市議会が開会しました。
朝は日本共産党岡山市議団恒例の街頭宣伝を行いました。垣内京美県書記長も一緒に訴えました。

3,865億円と、過去最高を連続更新した当初予算には、加齢性難聴の補聴器補助や就学援助の対象拡大といった党市議団に求めてきたものもあれば、路面電車の岡山駅前広場への乗り入れもあります。
提案理由説明で市長は、地下街の補償費の激増に伴い「圧縮」された岡山駅前広場の改修を復活させる考えを示しました。　

KSBニュース
https://news.ksb.co.jp/article/15171437

日本共産党岡山市議団は、市民の暮らしを第一にした予算を求めて論戦に取り組みます。
身近な税金の使い方を決める地方議会にもご注目ください。

雨の朝市と報告会

雨の京橋朝市でした。
お客さんは少なめとのことでしたが、それでも傘の行列ができていました。
甘酒のふるまいをいただきました。

午後は日本共産党県議団・市議団の県政・市政報告会でした。
森脇ひさき県議と田中のぞみ市議が主な報告をして、テーブルに分かれてグループトークで質疑応答をして、意見や要望もお聞きしました。
すみより聡美さんもグループトークに入りました。
防災と水道設備の耐震化、新しいアリーナ、バス路線のことなどが話題になりました。
2月議会での議論に反映させます。

報告会のお知らせ

日本共産党岡山県議団・市議団の県政・市政報告会を開きます。
2月議会に向けて県議と市議が報告をして、ご意見やご要望を伺います。

日時　2月4日（日）13時から14時30分
場所　大元公民館（北区大元上町10-31）

お住まいの地域に関わらず、ご参加ください。

参加費無料、予約不要です。