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委員会でコロナ対策審査 [岡山市議会]

岡山市議会の各常任委員会が開かれました。それぞれ新型コロナウイルス感染症対策が議論、審査されました。
私が所属する都市・環境委員会では、自粛で利用客が大幅に減った公共交通の支援策やライフラインの負担軽減が議論されました。

公共交通の支援策は、乗客減で路線バス、路面電車、タクシーが車両を車庫に置いておいても必要な固定費を支援する予算2億5800万円、車両での感染拡大防止策のための消毒液等の費用の支援2400万円余などです。
お金のやり取りを減らすことで感染拡大を防止するとしたキャッシュレス決済システムの導入支援1億3700万円余もあります。
ライフラインの負担軽減は、上水道の基本料金1ヶ月分の減免で、予算総額3億5500万円です。
生活に必要欠くべからざる最低限の支援として評価しつつも、世帯当たりにすると大半が13mm契約なので670円(税込みで737円)です。
「ささやかすぎる。せめて検針一回分(基本料金2ヶ月分)にならないか」と求めましたが、賛成はして全会一致で原案通りの採択となりました。

議論して、反対したのは市道廃止の議案1件です。
市道と水路があるはずの場所が、民間の駐車場に取り込まれているところがありました。一面にアスファルトが敷かれ、どこが市道か分からなくなっていました。
本来であれば、市の台帳通りに現状復帰を求めるべきものです。売却するにしても、そこから始めなくてはなりません。
それを「もう道路の実態がなく、無くしても通行に困る人はいない」「資料がなく、経過が分からない」と廃止して、隣地所有者に払い下げられるようにする議案でした。
私は現地調査した写真や地図サイトの写真を示しながら、議論しました。
正当な占有とは保証できず、不法とも言い切れない市の対応では納得できず「こんな現状追認は認められない」と反対しました。
結果、反対は私だけで、賛成多数で可決すべきものとされました。

路面電車の廃止とMaaSに関する陳情2件がありました。私を含めて反対意見しか出ず、両方とも全会一致で不採択とすべきものとされました。
その他、旭川水系の11のダムについて、治水のために事前放流できるようにすることについての協定、浄化槽管理士の講習に関する条例案などについて、議論や審査が行われました。

6月24日の本会議で、最終的に決まります。
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