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事業系ごみ手数料の件等 [岡山市議会]

私が所属する都市・環境委員会ほか各常任委員会が開かれました。
定例会の前に開かれる委員会で議案以外の案件の議論や議案審査のための資料請求を行います。実質的に11月定例会の始まりです。

環境局関係では事業系ごみ処理手数料の改定についての議論がありました。
市は、現行10kg当たり130円の事業系ごみ処理手数料を180円に引き上げようとしています。2004年から手数料が据え置かれており、ごみ処理原価を賄えていないからです。
審議会では了承され、6月議会で引き上げの根拠資料が提出され、説明がありました。180円でも市の処理にかかる費用の7割程度です。
事業者は利益を上げるためのコストとしてごみの処理を負担するのが当然です。
しかし企業としては負担が低い方が助かるので引き上げに難色を示している企業もあるということです。
そこで今日はごみ処理コストの根拠や事業者への説明、ごみ削減の手立てが議論になりました。
埋立処理についての考え方などいくつかの論点が出されました。
市は、2021年に150円、2023年に180円へと段階的に引き上げる方針を示しました。
ゆくゆくは100%の負担を目指すべきです。

都市整備局関係では、公共交通の維持・充実についての議論がありました。
市は、高齢者・障害者の路線バスと路面電車の割引補助の方針を予算規模を入れて具体的に示しました。
例に出されたのが富山市と新潟市です。日本共産党岡山市議団は両市に視察に行き、高齢者の外出機会を増やし、事業者の収入にも繋がる施策として岡山でも導入すべきだと提案してきました。
私が2018年6月議会で高齢者割引を求めた際の答弁は「路線バスの割引は事業者が決めること」というもので市としては取り組もうとしませんでした。
が、今回は私が参考にしたのと同様の資料を基に高齢者割引の方向を示しました。ただし時期は少し先になりそうです。
いい方向への転換なので賛同の意見を述べておきました。

下水道河川局関係では、マンホールトイレの整備について報告がありました。
マンホールトイレとは、下水道の管に直にし尿を流す仮設トイレです。タンクにし尿を溜める工事現場やイベント会場によくある仮設トイレに比べて衛生的で臭いが少ないとされています。
今年度に御南小学校に設置されました。
来年度は平井小学校、石井小学校、芳明小学校、西大寺小学校に設置するとのことでした。

そのほかにも水道局、環境局、都市整備局、下水道河川局関係の案件で様々な議論がありました。
11月29日から11月定例岡山市議会です。
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