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常任委員会に持ち時間制 [岡山市議会]

2023-06-27T23:36:53.jpg今議会から、常任委員会の議案審査に持ち時間制と通告制が導入されました。
これまでは時間は区切らず、事前の通告もなく、委員長が指名したり、終局を促したりしながら、議案審査をしてきました。
それで問題はありませんでした。

これからは事前に通告しておいた議案についてしか発言ができません。それも1日20分に制限されます。
他の委員が通告し、発言したことについては時間制限のない関連質疑ができますが、他人次第になってしまいます。

議案というのは当局側が「これを可決してください」と議会に提出するものです。
何を聞かれても答えられるように準備しておくのが当然です。
議員の側から自らの発言の幅と時間の制限を強める必要はありません。

今回については、補正予算で議論の対象が限られていて、持ち時間は余りました。
時間を制限した意味はなく、議会事務局職員に計測の手間を掛けさせただけでした。

今後の決算審査や当初予算の審査では、市の事務執行の全てが対象です。
議論しながら
「やっぱりこれも確認せねば」
ということが出てくるでしょう。議論の対象も遥かに多くなります。
これまではなかった事前の通告と持ち時間の制限は、議会のチェック機能を低下させる恐れが大です。

画像は、委員会室に設置された発言の残り時間表示のディスプレイです。

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