9月議会閉会と定数削減 [岡山市政]
2009年9月定例岡山市議会が閉会しました。
59の議案を可決した後、議員定数を定める条例案が採決されました。
議会運営委員会が定数52を提案し、新風会が定数48を提案し、多数決で定数52に決まりました。
本来ならば、政令市に移行する際に区ごとの定数を定めておくべきでした。準備不足でとにかく政令市移行ありきだったことの表れの一つだと思います。
今議会ではこの定数の決定にあたって、新風会が議会運営のルールを破ったことが問題となりました。
議長の諮問機関である代表者会議で全会一致で決められたものが議会運営委員会に出され、検討の対象となるのが議会運営のルールでした。
今回は、代表者会議で新風会も賛成して定数52にまとまっていたのに、代表者会議の合意なしに議員提案で議会に提案されました。
このことで本会議場で質疑が行われ、日本共産党岡山市議団から田畑議員が質疑に立ち、提案者として三木議員が答弁しました。
三木議員はルールを破っていることは分かっている、田畑議員のおっしゃるとおり、と繰り返しました。新風会は結成以来、14年間ルールを破ったことはない、これからもしない、と言いました。
そして今回、破るのは市民の声があったからだといいましたが、「今」破る理由にはなりません。市民の中には定数を減らすべきだという声もこのままでいいという声も、増やすべきだという声もあります。
4月に決めておくべき事で、いったん52でまとまったのだから、ルール通りに事を進めて、市民の声を聞きながら審議すればいいことです。
岡山市議会の定数は地方自治法の上限では56です。それが54、52と変えられてきました。これからも増やすにしろ減らすにしろ変えることはできます。今回、新風会がルール破りをしたのは、市長が提案した議員報酬減額に反対して市民からの風当たりが強いので削減提案で批判の矛先を変えようとしたものでしょう。
魂胆がゆがんでいるので質疑で市民に分かりやすい説明ができないわけです。
だいたい市民から「議員はたくさん要らないから減らせ」と言われて「はい、そうですか」と削減案を出してくる神経が分かりません。市民に議員と議会の仕事を理解して貰えていない己の不足を恥じるべきです。
質問をして、市政報告を出し、対話し、街頭演説をして、市政のチェック機能を果たし、市民の声を届ける努力をしながら、慎重に議論すべきです。
59の議案を可決した後、議員定数を定める条例案が採決されました。
議会運営委員会が定数52を提案し、新風会が定数48を提案し、多数決で定数52に決まりました。
本来ならば、政令市に移行する際に区ごとの定数を定めておくべきでした。準備不足でとにかく政令市移行ありきだったことの表れの一つだと思います。
今議会ではこの定数の決定にあたって、新風会が議会運営のルールを破ったことが問題となりました。
議長の諮問機関である代表者会議で全会一致で決められたものが議会運営委員会に出され、検討の対象となるのが議会運営のルールでした。
今回は、代表者会議で新風会も賛成して定数52にまとまっていたのに、代表者会議の合意なしに議員提案で議会に提案されました。
このことで本会議場で質疑が行われ、日本共産党岡山市議団から田畑議員が質疑に立ち、提案者として三木議員が答弁しました。
三木議員はルールを破っていることは分かっている、田畑議員のおっしゃるとおり、と繰り返しました。新風会は結成以来、14年間ルールを破ったことはない、これからもしない、と言いました。
そして今回、破るのは市民の声があったからだといいましたが、「今」破る理由にはなりません。市民の中には定数を減らすべきだという声もこのままでいいという声も、増やすべきだという声もあります。
4月に決めておくべき事で、いったん52でまとまったのだから、ルール通りに事を進めて、市民の声を聞きながら審議すればいいことです。
岡山市議会の定数は地方自治法の上限では56です。それが54、52と変えられてきました。これからも増やすにしろ減らすにしろ変えることはできます。今回、新風会がルール破りをしたのは、市長が提案した議員報酬減額に反対して市民からの風当たりが強いので削減提案で批判の矛先を変えようとしたものでしょう。
魂胆がゆがんでいるので質疑で市民に分かりやすい説明ができないわけです。
だいたい市民から「議員はたくさん要らないから減らせ」と言われて「はい、そうですか」と削減案を出してくる神経が分かりません。市民に議員と議会の仕事を理解して貰えていない己の不足を恥じるべきです。
質問をして、市政報告を出し、対話し、街頭演説をして、市政のチェック機能を果たし、市民の声を届ける努力をしながら、慎重に議論すべきです。
市議会お疲れさまでした。
議員定数は減らしたほうがいいような気がしますが、慎重な論議は確かに必要でしょう。
by カニコウセン (2009-10-12 21:41)
多様な意見の反映と、多くの目での行政のチェックのためには多い方がいいですし、コストと考えれば少ない方がよくなります。
コストといっても少ない議員でチェックを怠り、無駄な予算を通せば何にもなりません。
「適正な」議員定数というものはないからこそ、民主主義の仕組みをどう担保するかという意見が分かれ時間の掛かる議論をする必要があります。
今回のように報酬削減に反対した代わりに定数削減を出してくるやり方はやはりおかしいです。
by 林じゅん (2009-10-13 00:35)