日本の主権を取り戻そう [憲法]
年頭に当たって4日には大供公園、6日には岡山駅西口で市議、県議とともに宣伝を行いました。人々の安心・安全を後回しにするなんでもかんでも規制緩和・自由化の流れに反対すること、働く人が安心して暮らせる社会づくりなどを訴えたいことがたくさんありました。
その中で今日、最初に訴えたのは米兵によると見られる殺人事件です。
まずは正月三が日も明けないうちに殺された方のご冥福をお祈りいたします。
米兵は容疑を認める供述をしているそうですが、これも小学生ひき逃げと同じく日米地位協定があるために日本の司法の及ばない事態になっています。
国内で殺人事件があって容疑者の居場所が分かっているのに外国に保護されていて逮捕できない。自公政権はいつまでこんな状態を放置しておくのでしょう。
かつて米兵の犯罪を日本で裁けないことについて「軍法会議の方が厳しいのだから向こうで裁いてもらえばいいじゃないか」と言った評論家がいました。
軍法会議の判決が日本国民に明らかにされるわけではありませんし「公務上のできごと」とされて傷害罪や殺人罪より軽い扱いになる可能性が高い上、そもそもどちらが厳しいかという問題ではありません。
主権がどこにあるかの問題です。日本の領土内のことは日本の主権で対応するのが本筋です。
さらにこのことは日本で暮らしているアメリカ人に影響を及ぼすのではないでしょうか。アメリカの民間人が日本で罪を犯して裁かれた場合「兵隊として来日すれば捕まらなかったのに」と思うでしょう。アメリカ人の倫理観に悪影響を与えかねません。
外国軍が駐留し治外法権を保持している状態を当然視している自民・公明・民主などの政治勢力に「日本の誇り」を口にする資格はありません。
日米地位協定は改善すべきですし、最終的には日米安保条約も破棄すべきです。日本共産党は日米安保条約第十条に基づき条約を破棄し、対等平等な日米友好条約を結ぶことを主張しています。
林様
この度は私の拙いブログにコメントを頂きましてありがとうございます。
残念ながら、現時点で私は日本共産党を支持してはおりません。
だからといって、その主義主張の全て否定する気は全くございません。あくまでも、是は是、非は非として取り扱うべきと思っています。
今回は貴重なご意見を読ませていただき、大変勉強になりました。
ありがとうございました。
by muito_prazer (2006-01-07 22:15)