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2月議会 閉会 [日本共産党岡山市議団]

2月定例岡山市議会が当初予算など全97議案を可決して閉会しました。
日本共産党岡山市議団は、このうち21議案に反対して田中のぞみ議員が討論しました。
東つよし議員が、水道施設・管路の耐震化に国の補助創設を求める陳情の採択を求めて討論しました。

岡山市の24年度当初予算は、総額3,856億円で過去最大です。予算増の要因の1つは、普通建設費の増大です。小中学校の特別教室へのエアコン設置など大切な事業もありますが、路面電車の駅前乗り入れ事業費の増大は大問題です。

もともと平面乗り入れ10億円で始まった事業が、駅前広場の改修とセットで43億円に拡大。さらに、市の法令理解の誤りで86億円まで増大する見込みとなり、
「市民の理解を得られない」
と広場整備の一部を削除して66億円にした経過がありました。これが、地下街補償費の見込みが甘かったなどで、昨年秋に88億円まで膨れ上がったばかりです。新年度予算では、先に削除した事業を一部復活させました。今議会では自民などが、他も復活させ計画の完全実施をと迫り、市長も25年度予算のときに検討したいと応じるなど、事業費はさらに膨れ上がろうとしています。

一方で、長引く物価高騰に苦しむ市民や事業者に対してはどうか。新年度は負担増のオンパレードです。国保料は平均5,217円、後期高齢者医療保険料も2年間平均で6,091円の値上げです。水道料金は4月から平均15.7%の値上げで、商工農などの事業者や施設、病院など中~大口径の水道利用者には、より重い値上げ率になっています。また、料金転嫁できない医療・福祉系などの事業者への負担軽減策はありません。

予算議案に対する反対討論で田中のぞみ議員は
「(市が)有利な財源を駆使し、指標の上では健全な財政と言うなら、なおさらこの春の市民の負担増を抑える手立てがもっと取れなかったのか」
と厳しく指摘しました。
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