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議会の責務が蔑ろ [岡山市議会]

岡山市議会で委員(議員)の発言時間の短縮が決められてしまいました。

自民党系会派、公明党、創政会による多数決です。
日本共産党岡山市議団は採決で反対し、採決権のない無所属クラブは反対意見を述べました。

内容は、
●本会議での決算、予算審議(決算・予算特別委の全体会)
◇9月議会(1 日)…会派持ち時間(1 人 7 分×人数)、1 会派 1 人、上限 20分、一括方式のみ
◇2月議会(3 日)…会派持ち時間(1 人 15 分×人数)、上限 20 分、一問一答方式のみ

●常任委員会での議案審査
◇6・9・11・2月議会での常任委…1 人 20 分まで
◇9月議会の中での決算特別委の分科会…1 人 7 分×人数で会派持ち時間
◇2月議会の中での予算特別委の分科会…1 人 15 分×人数で会派持ち時間
※9月議会の決算特別委員会分科会と2月議会の予算特別委員会分科会
は、各常任委と同じメンバーで構成
などです。

憲法で議事機関として定められている議会の責務は、まずは議論を尽くすことです。終了時刻ありき、全体の時間枠ありきで制限するのは、責務をないがしろにするものです。
現在でも17時を超えることはあまりない中で、議員の発言時間を制限する必要性はありません。
議案の数や内容によって議論の時間は変化するのに、一律に時間枠をはめることは、不合理です。
現在でも、議長や委員長に議事進行の権限はあり、現行ルールの中で適切に采配すれば、このような発言時間制限は必要ありません。
議会の役目は、二元代表制の一翼として執行機関である市長の政策をチェックし、市民の声を反映させることです。
議員1人20分の本会議での個人質問や通告も持ち時間もなく発言できる委員会審査のままの方が充実した審議、審査ができます。

岡山市議会ではこの間、自民・公明・創政などの会派が、市民による本会議の撮影・録音の禁止や代表質問・個人質問の短縮などを、次々に決めてきました。加えて今回の決定です。
党市議団は、これからも市民の声の届く議会づくりに力を尽くします。
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