総理の首は国民次第

岡山市日中友好協会の講演会『平和の道の探求ーウクライナ戦争、台湾問題を超えてー』を聴きました。講師は孫崎享氏でした。

中国がGDPでも研究レベルでもアメリカを上回り、G7より非G7のGDPが大きくなっていて、G7が世界を決める時代ではなくなっている。
日本政府は「経済安保」と言っているが、研究・技術分野で中国と関係を断つのは日本の損失の方が大きい。
といった情勢から日中関係を論じ、「台湾有事」はアメリカのためだ、と喝破されていました。
サブタイトルにはなかったガザの問題にも言及がありました。

日本の首相が言うことを聞かない場合にはアメリカが首をすげ替えてきたといった話もありました。
アメリカ言いなりにならない首相が出てきた時に国民世論などで守ることは可能か、との質問には「守れる」と明快でした。ただし国民の方がアメリカに従うのは仕方ない、というままではそうはなりません。
政権も国民世論も動かす政治状況にしたいと思いました。