SSブログ

図書館は格差に抵抗するインフラ [地域]

日本共産党岡山県議会議員団・倉敷市議会議員団主催の『倉敷市の「図書館の未来」を考えるシンポジウム』に参加しました。
伊万里市民図書館元館長の古瀬義孝氏の基調講演とシンポジウムでした。
古瀬氏からは、市民参加で図書館が建設された経過やその後も続いている市民の活動のお話でした。
伊万里市では、模型を前に議論して、市民からの提案を取り入れた建物が作られました。行事にも市民が関わり続けています。
貸出至上主義の批判もありました。図書館は、単なる貸出施設ではなくリファレンス、調査が重要な機能です。
図書館は格差に抵抗するインフラだ、という話もありました。市民の潜在能力を引き出して、社会を活性化する施設だとも言われました。
知る権利・知的自由の具体化である、情報を無料で自由に得られる施設を設置し、秘密を守る義務を負った職員体制を整えることは自治体にとって必要なことです。
民間の儲けの論理とは縁遠い施設です。
開かれて、継続性のある運営ができるように自治体が直接、責任を持つべきだと改めて思いました。

シンポジストからは、倉敷市議会と倉敷市図書館協議会での議論の様子、高梁市の図書館の状況について報告がありました。
倉敷市では、2006年には担当課が「直営を維持する」としていて、2007年には倉敷市議会文教委員会でも「直営を維持する」と示されていました。
それが包括外部監査で2009年には「指定管理者制度を導入することが最も相応しいということができる」とされ、2012年には業務の一部についてではあるものの「指定管理者制度を導入すべきである」とされました。
2013年2月に包括外部監査を基に指定管理者制度の導入を求めた議員がいて、市が検討を進める、と答弁しました。
(市民の意見を反映しているとは限らない弁護士や公認会計士が、自らの設定とお金の多少だけで政策を評価する包括外部監査の弊害がここにも表れています。包括外部監査は早く廃止すべきです)

倉敷市立美術館には電車で行って正解でした。
直近の駐車場に入るのにも時間が掛かっていました。
ガソリン代と駐車料金の点でも一人なら電車でした。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント