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全国学力テストは抽出調査へ [保育・教育]

 新聞に全国学力テストの分析結果が載りました。先日の市民文教委員会にも報告があり、議論をしました。また、鳩山政権は悉皆調査から抽出調査にするようです。抽出にするのは賛成です。毎年する必要もないと思います。

 市民文教委員会で私は、このテストが本当にこども達の理解度を調査するのに役立っているのか、という点で議論しました。
 岡山市は設問ごとの正答率の資料を出しています。問題によっては正答率が10%台前半のものがあります。岡山市だけではなく県も全国も大差ありません。
 競争選抜試験ならば、選抜する側には難問を解ける生徒を取りたい、ということがあるかもしれません。受験生には受験テクニックとして、自分にも他人にも解けない問題はとばして時間の節約をするということもあります。
 しかし8割から9割近い子どもが解けない問題を出しても、小学校6年間や中学校3年間での学びの成果を確かめる役には立ちません。
 全国学力テストを始めた動機に競争意識を煽ろうという発想があります。それが問題に表れたものだと思います。
 岡山市教育委員会として国に問題についての意見を上げているとのことですが、そもそも毎年、全員試験でやる必要がないという意見を上げてくれればもっとよかったです。
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