SSブログ

100mでは効果は疑問 [地域]

第65回自治体学校in岡山の2日目は、分科会9「新型コロナ後の公共交通のあり方」に参加しました。
富山大学の金山洋一先生による鉄軌道がまちづくりに及ぼす効果として、バス停に比べて安定的な駅は居住地選択や施設の立地の呼び水になること、足りないところを接続して網の目状の路線にすれば混雑の集中を防いだり、事故の際の迂回路になったりする展望などをお話されました。
その通りだと思いました。

全国規模の研修会で岡山市の路面電車だけが話題ではありませんでしたが、私が気になったのは岡山市のことです。
岡山市の路面電車も駅から遠い方への延伸や大きな環状化をすれば、沿線の立地促進が期待でき、移動経路の多重化にもなります。
一方、岡山駅前広場への乗り入れで66億円を掛けて線路を100メートル伸ばしても、それらの効果は期待できません。
同じ巨費を掛けるなら、やはり方向が逆です。
市は費用が倍増することを隠し続け、市長選でも問わず、発表してから2ヶ月ほどで市民への周知も不十分なまま決定を迫りました。LRTが民主主義の教科書ではないことを示す例になってしまったと思います。
他に瀬戸内市の市バスの取り組みの事例紹介などがありました。

夕方からの原発避難計画についての交流会では、柏崎刈羽原発からの避難の困難さが指摘されていました。
地震で混乱している中、さらに放射能からの避難計画は絵に描いた餅でしょう。
放射能の危険を避ける方法は、脱原発です。

交流会で紹介された、避難計画の課題を指摘した冊子「私たちは避難できるのか」は次のURLからダウンロードできます。

http://www.kisnet.or.jp/hanyu/index.html
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント