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弔意の「お願い」撤回の申し入れ [日本共産党岡山市議団]

内閣と自民党が合同で中曽根康弘元首相の葬儀を10月17日に行います。
国から行政機関、教育機関に対して弔意の表明を求める通知が出されています。

文科省からの国立大への通知が報じられていますが、自治体、都道府県教委にも通知が来ています。
それを受けて岡山市では市職員に対して葬儀に合わせて14時10分に家庭等でも黙とうするように「お願い」がなされました。
弔意は誰に対しても自由なものであり、お願いされるものではありません。

日本共産党岡山市議団として、市長と教育長宛の「お願い」の撤回を求める文書を東つよし市議が大森雅夫市長に手渡しました。

緊急申し入れの全文は次の通りです。

2020年10月16日

岡山市長 大森雅夫 様
岡山市教育長 菅野和良 様

日本共産党岡山市議団

団長 竹永光恵 

元首相の合同葬儀に際して職員等に黙とうを求めること等に抗議し撤回を求めます

 岡山市は、10月17日に行われる故中曽根康弘元首相の政府・自民党合同葬に際して、庁内掲示板を通じて、市の各施設に対して半旗を掲揚することを求め、職員に対しては時刻を午後2時10分と指定して家庭などそれぞれの場所で黙とうを「お願い」するとしています。

 また、岡山市教育委員会は、県教育委員会からの連絡を受けて各学校の判断で対応するよう電話連絡しています。

 弔意というのは、誰に対するものであっても、弔意を示すかどうかも含めて、すべて内心の自由に関わる問題です。憲法が保障する内心の自由を侵害することは、決して認められません。

 この葬儀は特定の政党である自民党との合同葬儀です。教育機関での弔意表明は、特定の政党への支持や政治活動を禁じている教育基本法第14条に抵触する恐れがあります。

 岡山市が市で働く職員に対して特定の個人に対する弔意を求めること自体、あってはならないことであり、日本共産党岡山市議団として強く抗議します。

 半旗掲揚や黙とうの「お願い」をただちに撤回することを求めます。

以上
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