西大寺地域の活性化策が出ます

　市民文教委員会は都合三日かかりました。昨日は都市活力創出特別委員会のため市民文教委員会は開かれず、金曜、月曜、水曜で委員会審査が終了しました。

　問題となったのは、西大寺の緑化フェアの跡地（市有地）を民間活用するためにプロポーザル方式で提案を募集したら、家電量販店のケーズデンキとホームセンターのコウナンが入る商業施設の案が選ばれたことです。
　必ずやらなければならない事業であるフットサルコートの面積は少なくて、割合から言うと家電とホームセンターが主です。
　何故、家電量販店とホームセンターが入るのかを質問したところ、フットサルコートだけでは家賃を払って事業を継続できる見込みがないとのことでした。経営の点からも主力は家電量販店とホームセンターです。
　市長がエンターテイメント施設だと所信表明で言ったのは実態に合いません。
　ケーズデンキが来れば、西大寺地域の家電小売店は打撃を受けるでしょう。市が大型商業施設を誘致するからには地域の活性化策が必要ではないかとあれこれ質問しましたが、委員会初日の金曜日には納得のいく答弁が出てきませんでした。
　市が土地を買って大型商業施設を入れて、地元の商店をつぶすようなことを認めるわけにはいかないと思っていたところ、今日の市民文教委員会では「６月議会までに西大寺地域活性化の計画を出す」との答弁が出てきました。
　活性化計画の内容はこれからですが、今回の予算としては反対しないことにしました。

　同じく西大寺地域の事業で、西大寺市民会館内の公民館に教育センターを移転させる予算が出てきました。
　公民館利用者からは、使いにくくなるのではないかと反対の声が出ています。教育センターとしても、不十分なものです。今でも教育センターの施設が不十分で拡充が必要なのは分かっていたことです。
　西大寺市民会館に教育センターをねじ込んで、公民館利用者からは不満が出て、そうまでした教育センターも不十分ではいいとこなしです。
　政令市に必要なことならば、しっかり検討し必要十分なものを作るべきです。これも拙速な政令市移行の問題点だと思います。
　教育センターの全体像を示す中で、公民館利用者にも納得して貰いながら整備しなくてはならない、と今回のやり方には反対しました。