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質問削減には反対 [岡山市議会]

岡山市議会議会運営委員会(議運委)が開かれました。
これまでに新型コロナウイルスの感染拡大に伴う定例会の運営を協議するに当たり、一定の基準を儲けるべきだ、という意見がありました。
今日の委員会で、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う定例会運営の見直し基準(案)として
「定例会初日の14日前の時点で、保健所応援体制がフェーズⅤ以上かつ執行部から定例会の運営に対して配慮の申し入れがあった場合」
※詳細は定例会初日10日前に議会運営委員会を開催し協議する
が示されました。
6月定例会では執行部から要請もないのに、議員から配慮の意見が出て、質問時間が短縮されました。それには日本共産党岡山市議団は反対しました。
今後は、申し入れがあった場合は対応することになります。
「申し入れがあった場合」に
代表質問を45分(60分)、準会派は30分(45分)、個人質問一括は15分(20分)、一問一答は10分(20分)にする案が政隆会から出されました。()内は通常の時間
各会派で協議し、対案がある場合は提出し、8月17日の議運委で決めることになりました。
協議はこれからですが、6月議会を振り返っても一問一答を10分にするのは短すぎます。

委員会に続けて、議会改革の勉強会が開かれました。
1.予算特別委員会・決算特別委員会の可否について、
2.会期日数の設定について(延長、短縮等)
3.時間短縮について
4.その他(1)オンライン委員会の開催について
が題材でした。

決算審査については、2019年までは、3つの決算審査特別委員会を設置して、各決算の歳入と歳出を委員会ごとに審査していました。
一人の議員がお金の入りから出の全部を見ることは、多岐に渡る市政全体を頭に入れて、チェックできるもので、意味がありました。
それを予算と同じ委員会で審査するほうがよいという意見が出され、決算を所管の分野ごとに各常任委員会に付託する方式に変更されました。
2020年、2021年の審査を新しい方法で行いました。これから10月に3回目です。その前にやり方を変えなくてはならない問題があったとは思えません。
それでも変えると言うなら、やり方を変えてどうだったのかを検証し、問題があったのか、あるのなら以前のやり方に戻す選択肢もあるのではないか、など議論が必要です。
最初に予算審査と決算審査のやり方を変える提案をした政隆会の案では、2月議会と9月議会では個人質問をしない案になっています。
創政会からは予算特別委員会を開く2月議会では個人質問は盛り込む時間がない、という前提の発言がありました。
新政会、公明党からも予算特別委員会と決算特別委員会の設置を前提にした提案が行われています。いずれも会派持ち時間や通告制、質問制限とセットになっています。
無所属クラブからは、決算審査を2019年までのやり方に戻す意見が出されました。
市民の意見を市政に反映させるための議論の充実は必要ですが、そのためには開かれた議会を進め、市民の評価を得ることが先です。
私は、さらに議論が必要だと主張しましたが、次回8月17日の議運委では、設置の可否について決することになりました。

会期日数の設定については、基本的に今の通り、ということになりました。
ただし予算・決算特別委員会を設置することになれば、それを盛り込んだ会期になります。
時間短縮については、時短ありきではなく「働き方改革」の観点で議論することになりました。ただし、ことあるごとに「岡山市議会は長すぎる」という議員がいるので要注意だと思っています。
私は市民から「議論に時間を掛け過ぎではないか」と言われたことはありません。岡山市議会が、何に対して、誰に対して長すぎるのか、分かりません。それより議論の内容をもっと知ってもらうことが先です。
オンライン委員会の開催については、異論は出ませんでした。詳細はこれから議論することになります。
とにかく、これ以上の質問削減・制限を進めないように主張していきます。
8月17日13時半からの議運委は、議会運営に関心のある方には是非、傍聴していただきたいと思います。
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