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付帯決議が許さないもの [憲法]

質問準備で読んだ本に『「ヘイトスピーチ法」は日本人差別の悪法だ』自由社があります。
日本の中で下に置かれて差別を受けているのは日本人だ、という認識でヘイトスピーチ解消法に反対し、法の廃止を求める内容の書物です。2016年の参院選における日本のこころを大切にする党の個人演説会での発言をまとめたものです。
その中で、ヘイトスピーチ解消法の付帯決議について書いてあります。
「この付帯決議によって、日本国民に対するヘイトスピーチも許されなくなったという認識が一部に広がっています。
しかし、これは間違いです。そもそも付帯決議には法的拘束力はありません。しかも、この付帯決議はアイヌや沖縄に対する「不当な差別的言動」も許されないのではないかという意見を汲み上げて出てきたものでしかありません。」p.17
法本体だけでなく付帯決議についての評価も否定的ですが、議論の経過と意味するところはその通りです。
述べているのは小山常実氏です。
ヘイトスピーチ解消法そのものを否定する立場でも、国会での議論を踏まえています。
付帯決議が許されないとしているのは日本人差別や日本人へのヘイトスピーチではありません。やはりマイノリティへの差別です。

全体として韓国への反感と「自民党に裏切られた感」に満ちた本でした。
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