SSブログ

水みらい広島の視察 [岡山市議会]

都市・環境委員会の視察で広島県の水道事業について勉強しました。
テーマは広島県の水道事業の公民連携のあり方です。県営水道事業の概要から指定管理導入の経過、事業の状況について聞きました。
広島県では県の水道事業が県内のいくつかの自治体に水を供給しています。
その水道施設の一体的管理・運営を指定管理者として株式会社水みらい広島が行っています。
(株)水みらい広島は平成24年9月21日に設立され、今は県が35%、呉市が3%、水ingが62%を出資している企業です。
ご多分に漏れず広島県でも水需要の減少、施設の老朽化、技術職の高齢化と退職が課題とされています。
技術の継承と職員の確保策として株式会社水みらい広島の設立と指定管理、県職員の派遣が行われているとのことでした。

会社としては他自治体の水道業務や海外の事業展開も構想にあります。外国を含む他の自治体の業務での利益を県が配当を受けるという考え方について聞きました。
設立7年でまだ配当は出せていないが、扱いは今後、検討ということでした。
水は利益を上げるためにセールスをして消費を拡大すればいい商品ではありません。資源と環境のためにあまり使わないことが求められ、水道事業者が節水を呼び掛けるくらいです。
自治体が出資している会社としてあり方を注視する必要があります。

技術の継承と職員の確保については他に直営の水道事業があること、水みらい広島へ派遣した職員が現場を学ぶことでやっていくとのことでした。
自治体が職員採用を抑制してきた結果として世代や職種の不足が起きているわけです。
そこから考える必要があると思いました。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント