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二大政党制では国民の願いに応えられない [国政]

 産経新聞配信で「日本の農業だめになる 自・民に失望の声」と題した記事が報じられています。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090822-00000553-san-pol

  自由貿易協定(FTA)やミニマムアクセス米(MA米)について、都市近郊の農家の「どちらの政策でも、農業をつぶしてしまう」との声を伝え、自民党の政策にも民主党の政策にも失望の声が出されていることを伝えています。他の政党の政策には一切触れていません。

 FTA推進も消費税増税も経団連の支持する政策です。経団連としては自民党が勝っても民主党が勝っても構いません。経団連の企業がスポンサーになっているマスコミが、国民の目線を「自民か民主か」に押し込める役割をしています。

 各政党の政策を公平に伝えてこそ、選挙中の報道ではないでしょうか。
  FTAにもMA米の輸入にもきっぱり反対している政党があることを伝えて、国民に幅広く選択肢を示すのが情報を持つマスコミの責任です。選挙公報ほどではなくても、各党を平等に扱って欲しいものです。

 農業や消費税に限らず、二大政党だけでは多様な国民の声を国会に反映できません。
 建設的野党がしっかりと議席を確保して、政策提案を行ってこそ、国民に選択肢を示した議論ができます。
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コメント 2

nao

私も二大政党制には大反対ですが、小選挙区に自民・民主以外の選択肢がない(共産党候補がいない)のでどちらに投票すればいいのか迷っています。このことについてはどうお考えですか?
by nao (2009-08-23 18:21) 

林じゅん

 naoさん、ありがとうございます。
 悩ましい問題です。迷っていらっしゃる方は多いと思います。投票が差し迫った今、当面の課題と今後の課題の両方を考える必要があります。

 当面の課題としては、自民党と公明党に政治は任せられない、ということがあります。
 自公政権には退場してもらうしかありません。その有権者の意思をはっきりさせるのが今回の選挙です。
 同時に民主党が伸びるだけでは不安です。政治の方向は変わらないかもしれません。

 総選挙は小選挙区と比例区の二回の投票があることで、消去法の選択と積極的な選択の二つの意思表示をすることができます。よく公約を調べて投票するのにふさわしい候補者と政党をお選びください。もちろん該当なしもありえます。

 今後の課題としては、小選挙区制度をやめさせる世論づくりがあります。
 有権者の政治参加の最大の機会である選挙で、最初から選択肢を狭める制度は多様化した価値観にあいません。
by 林じゅん (2009-08-23 23:29) 

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